要旨


温度と比湿の相似性は、接地層における基礎的な仮定の一つであり、モデリングや計測に頻繁に使用される。CREST-RAISEの2003年集中観測におけるKBUでのフラックス観測の結果得られたデータを用いて、温度と比湿の変動値の相似性を直交ウェーブレット変換を利用して調べた結果、両者の相似性は、エネルギー保有領域で最も卓越し、それよりも低周波において崩壊する。相似性を破壊するメカニズムのうちの一つは、境界層の発達に伴う混合層の昇温・乾燥化であることが明らかになった。