要旨


熱的局地循環に伴う山岳への水蒸気輸送と積乱雲活動の関係を調べるために,谷川岳天神平におけるGPS可降水量とその周辺のレーダー降水量の日変化について解析を行った.その結果,太平洋高気圧に覆われた解析期間の谷川岳では,10-14時(日中)と18-22時(夕方)にGPS可降水量が極大に達し,それに対応して,対流活動も極大に達していた.
日中のGPS可降水量の極大は純粋な谷風循環に対応して,夕方の極大は大規模海陸風に対応した水蒸気収束が原因であると考えられた.