要旨


モンゴルで夏季に降水をもたらす擾乱を,総観規模擾乱によるものとにそれ以外によるものの2つに分類を行った. 分類は人工衛星による赤外画像から,観測地点ごとに雲の被覆割合を算出し,その日周期性を利用して行う. その結果,モンゴルにおいては低気圧など総観規模擾乱の通過に伴う降水だけでなく,山岳で日中に発達する積乱雲によってもたらされる降水も重要であることが示された. さらに,このように日変化が顕著な事例においては,山岳で日中に,モンゴル北部の平野部で夜間に降水が多いことも明らかとなった.