要旨


モンゴル高原では,草原と森林をわずかに降る夏の雨が微妙なバランスで維持している状態が水文学的には見て取れる.川の水量は降水量の変化に従って,年間,年々の変化が大きく,水資源としては使いにくい.地下水が人間や牧畜の主たる水の供給源であるが,ほとんどは浅井戸であり,地下水の流動系,永久凍土との関係など不明な点が多く残されている.