要旨


モンゴルの遊牧をささえているのは広大な草原である。草原の生産力を担っているのはその下の土壌である。生産性の維持にとって大切なのは、土壌生産力の持続性であり、土壌の保全である。半乾燥地の生態系はいろいろな意味において限界域にあり、土壌の劣化は、即、草原生態系の破壊、遊牧社会の崩壊をも招いてしまう。モンゴルの土壌をいかに保全していけばよいのか。土壌学的視点から問いかける。